Room No.511

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第2弾 バカ耳でも違いが分かる!! Campfire Audio ANDROMEDAレビュー; UE900sとの比較とか

こんばんは。

 

前回、ANDROMEDAの購入と開封レビューについての記事を書きました。

 

gdgdnk.hatenablog.com

 

ANDROMEDAには高級な革製ケースと、豊富なイヤーチップが付属していることを紹介いたしましたが、今回はいよいよ実際に聞いてみてのレビューになります。

 

 

 

試聴環境

今回の試聴環境は以下の通り

イヤホン:Campfire Audio ANDROMEDA

DAP:Fiio M9

 

そもそもこのFiio M9を買うにあたって、

イヤホンも新しく買っちゃおっかな~

なんて考えていて、気づいたら15万もするANDROMEDAを買ってしまっていたわけで・・・。

一瞬の気の迷いが大出費につながってしまいましたとさ笑

あ、後悔はしてませんけどね!!

 

Fiio M9のレビューについてはまた後日改めて。

 

試聴感想

 

いよいよ試聴した感想を書いていきたいと思います。

繰り返しになりますが、私はバカ耳です。

なので、細かい音の表現の違いとかはまったくわかりません。

でも、そんな私でも「すごい!」と思わせてくれたのがANDROMEDAです。

 

そもそも、私は低音重視のイヤホンが欲しかったんです。

高音はUE900sがあるし、ベースやってるから低音大きめに聞きたかったし。

当初の購入予定はゼンハイザーのIE80Sでした。

 

 

IE80Sは、超有名、かつ大人気イヤホン、IE80の後継機です。

UE900sを買ったとき、IE80には少し手が届かなくて、苦い思いをしたのを思い出します。

低音域が強く、さらに低音調整ダイヤルがついていて、低音域の音量が調整できるのです。

IE80Sは、IE80とほとんど遜色ない(多少低音域弱くなったというものもありましたが)というレビューが散見され、まさに私が求めているイヤホンだと思っていました。

試聴するまではね・・・。

 

実際試聴してみると、確かに低音重視なんですけど・・・。

高音が引っ込んで、低音だけが押し出されているような違和感を覚えました。

低音の解像度は悪くなかったのですが・・・。

私はプログレとかメタルが好きなので、確かに低音も聞きたいんですけど、特にソロのキーボードとかギターのピロピロ音もしっかり聞きたいんですよね笑

というか、期待が大きすぎて正直、こんなもんかと思ってしまったというところがありますかね笑

良かったんですけどねー、ケーブルが独自規格っていうのも相まってちょっと選択肢から外れたって感じですね。

普段ベースを弾いてると、練習でベース音だけ聴くので、評判の良いIE80Sなら曲の中でもそれがすべてはっきり聞こえるぐらいの過剰な期待をしてしまっていたのかも・・・笑

 

低音重視で聴きたいなら、IE80Sの隣に置いてあった、IE40 PROで十分だと感じました。

 

ゼンハイザー プロフェッショナルモニタリングイヤホン IE 40 PRO Black 【国内正規品】

ゼンハイザー プロフェッショナルモニタリングイヤホン IE 40 PRO Black 【国内正規品】

 

 

実際、こいつがめちゃくちゃよかった!マジで買おうか悩みました。

値段も1万円代で、IE80Sと同じぐらい低音鳴ってるし、本当に優秀なイヤホンだと思います。

ただ、個体差かもしれませんが、たまに高音がめちゃくちゃ耳に刺さるんですよね・・・。

私が試聴した曲で一番気になったのは、凛として時雨の"Nakano Kill You"の最初の4つ打ちのクラッシュシンバルがめっちゃくちゃ耳に刺さって耐えられなかったです・・・。それさえ無ければほんっとにIE40買って終わってました。

13万ぐらい節約できたのに・・・泣

 

 ほかにも、AcoustuneのHS1650 CUとかも試聴しました

Acoustune(アコースチューン)HS1650 CU

Acoustune(アコースチューン)HS1650 CU

 

 

 これも結構良かったのですが、高音が足りないかなといった印象でした。

低音の解像度はよかったんですけどね。

 

 

低音系イヤホンを色々と試聴して分かったことがあります。

それは

・不自然に低音のみを強調する

・低音強調しすぎて、低音の解像度がなくなってる(ウーファーきかせすぎ、みたいな音になる)。

ということです。

特にドンシャリ系って言われているイヤホンは、バスドラとか全然解像されてなくてメタルは聞けたもんじゃない、みたいなイヤホンが多かったです・・・。

(試聴して、上記に挙がっていない低音系イヤホンについては解像度が低くて機種名をメモってすらいないという感じでした。)

というわけで、もしかしたら自分には低音系イヤホンは合わないのかも・・・というのが正直な感想でした。

 

 イヤホンに求めるもの

皆さんがイヤホンに求めるものは何ですか?

また、イヤホンを試聴する際にどんな曲を聴きますか?

 

今回の試聴を通して分かったことは、

私はイヤホンに”低音の解像度”を求めているということです。

 

私が判断基準に使用していた曲はTHE BACK HORNの”儚き獣たち”です。


THE BACK HORN - 『情景泥棒』 ダイジェスト音源【楽曲解説付き】

 

この曲のイントロのベースタッピングが綺麗に解像できていることが私の求める第一条件といったところでしょうか。

低音強調しすぎたイヤホンだと、ボアボア鳴ってしまい、何を弾いてるのか全く分からなくなってしまいます。

 

そのほかにも、Dream Theaterの"Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper"


Dream Theater ~ Metropolis, Pt 1: "The Miracle and the Sleeper" ~ Awake in Japan (Rare) (1995)

同じくベースタッピングのソロがありますが、このタッピングは大体のイヤホンで解像されると思います。

ここでは、キーボード、ギター、ベースのユニゾンが繰り広げられますので、低音から高音に渡っての音のバランスをつかむことができます。

 

そして最後にEmerson Lake & Palmerの"Tarkus"です。


Emerson, Lake & Palmer - Tarkus

この曲は、音場の広さが確認できると思います。

どの楽器が耳の後ろのどの辺で鳴っているか(というニュアンスで伝わるでしょうか・・・)という立体感がつかめます。

 

 ANDROMEDAを聞いてみて・・・

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ANDROMEDAと小物たち(イヤーチップ、レザーケース)

実際に上記の楽曲や、自分が普段聴く曲を散々聞いてみて思ったことは、

音場が広いということです。

特に、Tarkusのイントロ部分は様々な音が入り乱れるのですが、それが頭の後ろ側で立体的に鳴っているのが印象的でした。

 

また、これは様々なレビューで言われていますが、やはり高音の音色がめちゃくちゃ綺麗です。

公式では、星空のように煌びやかな・・・とか言われていますが、まさにその通りだと思います。

女性ボーカル曲、ギター、キーボードのある曲等はぜひANDROMEDAで聴くことで、今まで意識していなかった音に気付ける喜びがあります。

 

そして、個人的に注目の低音ですが・・・

音量は大きくはありませんが、必要最低限の音量は出ていると思います。

また、解像度も抜群で、ベースタッピングを一音一音綺麗に解像してくれています。

バスドラの音が少し軽い感じがありますが、曲全体の雰囲気を壊すことなく鳴っているなぁという感じです。

 

UE900sとの比較

ロジクール 高遮断音性イヤホン UE900s

ロジクール 高遮断音性イヤホン UE900s

 

 

ANDROMEDAを購入する際、私が持っているUE900sとの聞き比べをしていました。

UE900sも高音が特徴的なイヤホンということで、方向性はANDROMEDAと似ていると思います。

実際、高音部に関してはUE900sも遜色無いぐらい音は鳴っていると思います。

でも、ANDROMEDAは何か違うんです。

詳しいことについては全く分かりませんが、音の煌びやかさがぜんっぜんちがいます!

バカ耳の私にもわかるんですから間違いありません!笑

特にプログレを聞いていると、キーボードやメロトロンの高音がすごく澄んでいて綺麗に聴こえます。

 

また、低音に関してはANDROMEDAの圧勝です。

UE900sはやはり低音が物足りないのですが、それに引き換えANDROMEDAでは聴きたいところだけでなく、バッキングのベース音などもよく聴こえます。

 

音場についてはUE900sもそこそこ広いのですが、ANDROMEDAの立体感には及ばないといったところでしょうか・・・。

 

というわけで、全体的にANDROMEDAの圧勝みたいな感じになってしまいましたが、

お値段が4倍ぐらい違いますからそりゃね・・・

 

 

まとめ

というわけで、今回はCampfire Audio ANDROMEDAのレビューでした。

私は今、通勤時だけでなく、部屋にいるときや寝る前もずーっとANDROMEDAで音楽を聴いているような状態です。

 

音楽の楽しさを改めて教えてくれる、

それがANDROMEDAの魅力だと思います