Room No.511

人生一度きり。色々やろうよ。Twitter: @roomno511

悪天候のフライト

先日、仕事を休んで2泊3日の沖縄旅行に行った。
ANAのセールで航空券が格安で手に入ったので、ふらっと。

梅雨時期ということもあり、出発前は不安でいっぱいだったが、
幸い、傘をさす程の雨に打たれることもなく、
日焼けを気にする程、天気に恵まれた旅だった。

最終日は少しぐずついた空模様で、ぱらぱらと降ったり止んだりを繰り返していて、
現実社会に戻りたくない、でも帰ってから仕事を頑張りたい、という自分の気持ちをよく現した空模様だななんて、
自分に都合の良い情景描写にしてしまうほど、ご満悦で帰路についた。

しかし帰りの機内では、そんな主人公気分もどこへやら。
悪天候のフライトは、ジェットコースターやフリーフォールのような独特の浮遊感があり、
絶叫マシンが苦手な私は全く落ち着きませんでした。

なんだろうこの感覚、ふわっと落ちると思わせて落ちなかったり、そうかと思えば突然降下したり。
落ち着かない。そわそわそわそわ。
なんて表現すればいいんだろう。

なーんて思っていた矢先、あぁこれが”地に足がつかない”というやつかと閃いた。
昔の人は上手いこと言うもんだ。
この浮遊感こそが”地に足がつかない”の正体だったんだなぁ。
でも待てよ、昔は飛行機なんてなかっただろうに、どうやってこの浮遊感を味わったんだ?
あれ?そもそも、うれしすぎてルンルンしながら歩いてしまうほど”浮かれている”という意味じゃなかったか?
ということは、出発してから今までずーっと地に足が付いてなかったということか。

などと訳の分からないことをぼーっと考えていたら、
窓から見えた夜景がとても綺麗で、地上の現実世界も捨てたもんじゃないな。
と下界を見下ろす神様気分で何事もなく地上に降り立ちました。


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